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犬のクッシング症候群と糖尿病の関係|重症化しないためにはどうする?

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犬のクッシング症候群と糖尿病の関係|重症化しないためにはどうする?

犬のクッシング症候群と糖尿病で最も気をつけるべきことは?

クッシング症候群と糖尿病は症状が似ています。

特にクッシング症候群の一番顕著な症状である「多飲・多尿」。糖尿病においても同じです。

その為、診察を受けると症状と検査から糖尿病と診断され糖尿病のみの治療を行い、一向に数値が改善されないことから別の病気を疑い、クッシング症候群の合併症による糖尿病だと分かるということもあります。

ここでは、クッシング症候群が原因で発症する糖尿病について説明します。

糖尿病の症状は?

  • 多飲多尿(24時間で体重1kg当たり水90cc以上の量)
  • 異常な食欲
  • お腹がでている
  • たくさん食べても痩せてくる
  • 元気がない

クッシング症候群とほとんど同じ症状です。

糖尿病が進行すると抵抗力が低下するため、感染症にかかりやすくなったり、白内障や腎炎を引き起こします。

どうしてクッシング症候群は糖尿病を併発しやすいの?

何故クッシング症候群は、糖尿病を併発してしまうのでしょう。

クッシング症候群は、副腎という臓器がつくる副腎ホルモン(コルチゾール)の過剰生成によっておこります。

コチゾールの過剰分泌は糖代謝に影響し、肝臓のグルコースが生成過剰を起こすため、糖尿病の原因になります

コルチゾールは、血糖を上げる作用に影響があるホルモンのため、糖尿病を併発しやすいのです。

他にも、膵炎や甲状腺機能低下症などの病気も併発しやすいと言われています。

糖尿病の原因は?

糖尿病はどのような原因でなるのでしょうか?

糖尿病は血液に含まれている糖(ブドウ糖)が異常に多くなる病気です。

ワンちゃんのがご飯を食べると腸から糖が吸収されます。吸収された糖は血液中に入り、脳や筋肉のエネルギー源になりますが、使われなかった糖はインスリンの分泌によってスムーズに処理されます。

このインスリンが何らかの原因で充分に作用せず、血糖値が抑えられずに常に数値が高い状態になるのが糖尿病です

血液中の糖は、多すぎても少なすぎても体に悪影響が出ます。

糖尿病は人間であればⅠ型とⅡ型がありますが、ワンちゃんはインスリンの分泌が足りなくなるⅠ型がほとんどです。

インスリンは血液中に流れる糖分が細胞内に運ばれる際に必要な物質で、膵臓の一部であるβ細胞で作られます。

血糖値をあげるホルモンはいくつもありますが、血糖値を下げるホルモンはインスリンしかありません

このインスリンが食後、体内の糖を細胞に取り込む指令を出すのですが、糖尿病になるとそれが機能しなくなるため、血液中の糖が異常に増えた状態になってしまいます。

インスリンが機能しない原因は?

インスリンが機能しない原因は2つ考えられます。

  1. インスリンを作るβ細胞が壊されたり、疲弊することによりインスリンの分泌が少なくなる
  2. 食べ過ぎや運動不足による肥満が原因で全身の細胞がインスリンを受け取っても作用させることができない

クッシング症候群を患っている場合、血糖値を上げるホルモンが増大することによりインスリンが効かなくなり、β細胞が疲弊してインスリン産生ができなくなって糖尿病を発症してしまいます。

どんな検査をするの?

糖尿病の検査だけであれば、通常2つです。

  • 血糖値の測定
  • 尿検査

ワンちゃんの正常な血糖値は50~100mg/dlですが、糖尿病を発症している場合は150~200mg/dl以上になります。

糖尿病を起こしやすいクッシング症候群や膵炎・甲状腺機能低下症などの検査も行うことが多いようです。

クッシング症候群が原因で糖尿病を併発してる場合に気をつけるべきことは?

糖尿病だけでなく、クッシング症候群が原因で糖尿病を発症している場合は、さらに大変になってきます。

どのような治療をしたらいいの?

糖尿病と診断された場合、インスリン注射を打つことで欠乏しているインスリンを補充します。

インスリン注射は、通常飼い主さんが毎日行うことになります。

インスリン注射を打ち始めたら、注射をちゃんと打つことができているのか、量は合っているか等を見る為、最初の間は何度も病院に行かなくてはいけません。

また、定期的に数週間の血糖値の数値が分かる血液検査を受けます。

クッシング症候群により併発している糖尿病の場合は、インスリンの注射だけでなく、副腎ホルモンの分泌を抑えるお薬の服用も必要になります。

糖尿病の治療だけ行っていてもクッシング症候群の治療をしなければ、数値は下がりません。

糖尿病にはクッシング症候群をはじめ色々な病気が潜んでいるため、全身の状態を診る生化学検査も行なう病院も少なくありません。

病気の発見の為には詳しい検査は必要ですが、ワンちゃんにとっても飼い主さんにとっても検査にかかる負担はかなり大きくなります。

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糖尿病を重症化させない為にはどうしたらいいの?

クッシング症候群の併発による糖尿病の場合、両方の治療を行っていきますが、クッシング症候群を患っている場合、インスリンの投与による血糖値のコントロールは難しいと言われています。

血糖値を正常範囲に戻すために過剰なインスリンを必要とする状態、すなわちインスリンが効きにくくなった状態になっている為です。

糖尿病を治すことや血糖値のコントロールするというより、重症化して命に関わる糖尿病ケトアシドーシスなどにならないようにするために治療を行います。

糖尿病ケトアシドーシスは、血糖値を下げる働きをするインスリンが不足することによってもたらされるアシドーシス(酸性血症)で、血糖をエネルギー源として利用できず、体がエネルギー不足になってしまいます。

そのため、かわりに脂肪がエネルギー源として分解されて使われてしまうため、血糖値が上昇し、ひどい場合は危篤状態に陥ることがあります。

治療では、ワンちゃんに合ったインスリンの量を見つけることが重要になります。

インスリンの過剰摂取は低血糖を起こしてしまい、痙攣や意識を失うことがあるからです。

クッシング症候群によって併発した糖尿病は、さらに別の合併症をひきおこすことにもなりかねません。

糖尿病が進行しないためには、インスリン注射とクッシング症候群の為の薬の服用(手術ができる場合もある)、それから食事の管理が必要になってきます。

糖尿病を進行させない為の食事は?

インスリン治療と併せて食事療法も始めます。

食後は血糖値が上昇するため、ブドウ糖の吸収を遅らせる繊維質の多いはごはんを与えます。

また、カロリーコントロールがしやすい低脂肪・良質たんぱく質の療法食にします。

半生タイプのフードは糖の吸収が早い単一の糖を含むため、避けた方がいいと言われています。

食事のカロリーを一定にすること、インスリンを打つ時間と食事を与える時間は決まった時間にすることも大事です。

食事はなるべく何回かに分けて与えます。

他の病気を併発しやすいクッシング症候群や糖尿病。

重篤化しないようにお薬と食事で管理していくことが必要です。

クッシング症候群や糖尿病をケアする療法食を与えると安定しやすいですね。

まとめ

ワンちゃんの多飲・多尿や異常な食欲、たくさん食べているのに痩せてくる、活動的ではなくなったなどの症状があったら糖尿病かもしれません。

糖尿病は他の病気を併発しやすく、重症化すると命にも関わる病気ですので、早急に病院に連れていきましょう。

クッシング症候群が原因で糖尿病を発症している場合は、糖尿病の治療だけでなくクッシング症候群の治療も併せて行う必要があります。

クッシング症候群のためのお薬の服用とインスリン注射は、生涯に渡って続けなくてはいけません。

クッシング症候群も糖尿病も完治を目指すのではなく、良い状態を保つことを目的に治療を行います。

治療と併せて大事なのが食事の管理です。

クッシング症候群と糖尿病に適した糖や脂肪をコントロールできる療法食にします。

 

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